2024/10/24 21:55
フードデリバリーの配達を始めたのはちょうどパンデミックになる直前あたりからでした。もちろん現在も続けていますが、今では稼ぐためと言うよりは半分趣味が混じったような自転車に乗るための理由として続けているように感じます。
なぜフードデリバリーバッグを作ろうと思ったのか?
フードデリバリー配達員として、また街中を走り回るようになり、昔メッセンジャーとして走っていた頃のような初心に帰った気分でした。メッセンジャーは僕の自転車人生の原点の一つでもあります。
しかし、フードデリバリーを始めてすぐに違和感に気がつきました。
好きな自転車に乗っているはずなのに、なぜか自由で開放された気分にならなかったのです。
自転車は自分で選んで組んだ好きな物にのっているのに、配達に使うバッグが限定されていました。
尚且つそれは頑丈さやユーモアに欠けているように思えました。
メッセンジャーたちが自分たちでバッグを作り始めたようにフードデリバリーで使えるバッグの製作に着手しました。
そしてそれは自分の手で作った物であること、いわゆるハンドメイドでの製作にすることも決めていました。
なぜなら自転車を通じて自分の身の回りにハンドメイドで作られた作品、製品が身近にあったからでした。
そうして最初のバッグは小さなおもちゃのようなミシンから創られSLOWSUUとしての最初の大仕事が始まっていきました。
何度も作りようやく形になってきた試作テストのバッグ
作るにあたり見た人が「あのバッグは何だ???」っと頭にはてなマークが出るようなデザインにする必要がありました。そうしなければつまらないし、作る意味もない、なによりフードデリバリーがもっと楽しくなるようなバッグを私自身が求めていました。
そうして試作していくなかで、見た目のデザインがバッグの使い勝手などに影響していくことがわかっていきました。
また通常のバックパックと違ってフードデリバリー特有の使い方に対応できること。この条件を満たすためにひとつひとつ試行錯誤を繰り返し、さらに既存のバッグが抱える問題点なども解決するためにあれやこれやと一筋縄ではいかないわけで、実際解決方法見つからず暗礁に乗り上げ頓挫しそうになるし・・・。
そうして自分の技量で実現可能な形として誕生したのが「SS-RUSH PACK」です。
「いつもの配達をもっと楽しく、もっと自由に」
もしかしたらそんなきっかけになってくれるバッグになるかもしれません。
SS-RUSH PACKはこれからの新しい配達のスタイルを目指して今日も街中を走り抜けていきます。